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語られない闇を語る

司法試験、大学受験、労働問題、社会問題などを中心に、あまり語られていない・語りつくされていない闇について語っていこうと思います。苦難と失敗から得た知見を曝け出していく予定です。

冷静に考えて、一般人に東大式京大式の方法論がどれだけ通用するのだろうか

 世間では、東大や京大出身者の語る勉強法や思考法ばかりが話題になる。
 普通の人は最も成功した人の話を聞きたいと思うものだし、大学受験界で最も成功した彼らの語ることが注目されるのは当然のことだろう。

 それに、東大京大出身者の考えた理論というのはいかにも凄そうである。

 

 しかし、冷静に考えて、果たしてトップ1%未満の人に通用することが一般人にどれだけ通用するのだろうか。

 彼らが作り出した理論というのは、彼らにとっては素晴らしい理論であることは間違いないが、一般人にも素晴らしい理論といえるのだろうか。

 ちょっとその点を考えてみよう。

 

 

○前提が違いすぎないか

 自分と同じような条件の人がやったことを真似すれば、自分も同じような結果を出せる可能性は高い。

 しかし、条件が違いすぎるとそうもいかない。

 例えば、木村拓哉が行ったナンパ方法を出川哲朗が真似しても、上手くいく可能性が低いのは明らかだろう。


 さすがに出川とキムタクほどの差とまでは行かないだろうが、テレビや書籍などで語る東大生・京大生と普通の人とでは前提条件(素質、適性、環境、運)が違いすぎないだろうか。

 だいたい東大や京大に合格できるような人というのは、元々記憶力・集中力がずば抜けていて、小学校高学年(遅くても中学校)から優れた教育を受けて、必死に勉強してきたような人たちがほとんどである。

 果たして、普通の人が同じことをやったところで、同じような結果が出せると期待できるだろうか?

 

 彼らと同じぐらいの素質や適性がなければ、同じような結果は出せないと考えるのが普通であろう。

 せめて自分に近い条件の人の方法論を参考にしたほうがよくないだろうか。

 

 

○そもそも人によって合う合わないの差は大きい

 そもそも、東大生間や京大生間でも、どの予備校を使ったのか、どの高校に通ったのか、普段どこで勉強していたのか、どんな生活リズムで勉強していたのかなどの点は人によってかなり変わる。

 遺伝子も違えば、生活歴も違うので当然のことではある。人によって、どういう方法論がよいかの最適解は異なるのである。

 

 他人の方法論を聞くのは良いことではあるが、それが自分に合っているかはわからないものなのである。

 結局は、いろんな人の方法論を聞いて、試行錯誤して自分に合うものを見つけるのが、一番自分にとって良い方法論が見つかるのではないだろうか。

 東大、京大のネームバリューに釣られて、自分に合わない方法論をとっても仕方がない。自分にとってどういう方法論がよいかの模索をすることぐらいはサボるべきでないのではないだろうか。

 

 

○凄く素質・資質に優れた人にだけ通用する理論というのもある

 凄く素質に優れた人にとってはよくても、一般人はまねしたら危険だし、そもそもまねできない理論というのも中にはある。

 

 少し前に話題になった教科書7回読み法も、大事なことをしっかり書いてある教科書を読みこむこと自体はほぼ万人にとって有用な方法であるが、7回読むだけではとてもじゃないが対処できない。

 普通の人は、問題演習を繰り返し行って、しっかりアウトプットの練習を繰り返さないと、教科書から学んだ知識や理解を上手く使いこなせないのである。

 授業を聞いてよく分かったと思って問題を解こうとしたが、思うように解けなかったという経験がないだろうか。それと同じことで頭で理解しても、スムーズに問題を解けるようになるにはじっくり訓練することが必要なのである。

 

 それに、目的意識をもって読むとはいえ、教科書を通読するというのは苦痛なものである。集中力が著者の山口さんと比べて圧倒的に低い普通の人はだいたいだれる。集中力はなかなか続かない。

 普通の人にとっては、ガッツリ教科書を読むより、教科書も適度に読みつつ問題集をガッツリやるほうがおそらく適しているだろうし、そもそも7回読み自体が山口さんの想定通りに実施できない可能性が高い。

 

 

○もっと身近な自分に近い条件の人の方法論が参考になるのでは?

 このまま終わると、「だったらどうすりゃええねん」と言われそうなので少し補足。

 前述したとおり、自分と前提条件が違いすぎると理論が通用しない可能性が高いので、自分と前提条件が近い人の方法論を参考にするほうがよいかもしれません。

 自分に近い条件の人というと、何といっても自分と同じ高校とかの人になるので、自分と同じ高校のできる先輩をじっくり観察するのが良いかもしれません。

 記憶力とか集中力が違いすぎる東大京大生の方法論を聞くよりも参考になることは多いのではないでしょうか。

 

 ただ、どうしても周りに参考とすべき人がいないようなこともあります。

 そういうときには、もうちょっと一般人に近い立場にある阪大や神戸大や慶応や早稲田ぐらいの出身者の方法を参考にするのが良いと思います。個人ブログや予備校の合格者の声みたいな冊子も参考にしましょう。要するに「私のブログを読めぇぇぇー!」ということです。

 

 過去の記事でも書きましたが、とにかく東大と京大はレベルがぶっ飛んでいるので、かなりの素質がないと厳しいので、合格しているのは素質に相当優れた人ばかりです。平均人と比べると素質の差は大きいでしょう。

 それに比べれば他の有名大学は、まだ普通の人に近い素質の人が合格しているので、まだ参考になる可能性が高いと思います。

 

 

○おまけ(自分語り)

 ちなみに、私の弟は京大出身ですが、やっぱり記憶力と集中力がずばぬけていました。とにかく細かいところまで正確に物事を覚えられるし、そんなに復習している様子はないのになかなか忘れない。とにかくミスが少ないし、テレビがついたうるさい部屋でも構うことなく勉強できていました。


 普通の人はそこまでの記憶力や集中力は当然なわけで、私の弟のマネをしたら絶対ネームバリューのある大学には受かりません。私も彼のマネをしたらどこの大学も受かってないんじゃないかと思います。

 普通はテレビで集中力きれますし、ガッツリ復習しないと記憶をとどめられませんからね。あと、弟は自閉症スペクトラム(いわゆるアスペルガー)っぽくて、常人とはかけ離れた集中力がありますし数学の出来が昔からとびぬけていたというのもあります。

 マネしちゃいけない人っていうのはどこにでもいるものなので、東大式京大式の方法論も真似していいのかどうかをしっかり検討する必要がありますね。本当。

 

 

 あと最後に、これを声を大にして多くの人に伝えたい。

 勉強法は実践しないと意味ないぞ!

 ちゃんと実践する人は意外と少ないのです。